イチニチイチイイコト
今日は年度末で、ウチの事務所が入るビルの1Fにある郵便局の局長さんが定年退職される日でした。
少し前に挨拶に来られていたので、せっかくやしお花でも差し上げようと、午前中の滋賀での会議のあと、事務所に戻る途中で花屋を探しながら運転してました。
ところが道路沿いにはなかなか花屋が見当たらず、どっかのショッピングモールに入るのも面倒やし、なんとなく「もうエエか。いうてもそんなに親密にしてたわけでもないしな・・・」なんて思いが湧いてきました。
それでもまあ、「やっぱりちゃんと挨拶くらいはせなあかんな」と思って、横付けするには少しばかり難儀なのですが、地元駅前の花屋に寄ってみました。
「すいません。3000円くらいで花束作ってください」(ホントは2000円にしたかったけど見栄はった)
「わかりました。女性の方ですか?」
「いえ、男性です。いうかオッチャンです」
「わかりました。お待ちください」
出来あがった花束が若干ワタクシのセンスとはズレていたせいもあって、ここへきても何となく気持ちが乗らない感じでした。
いざ、事務所に戻ってきて、出さんならん郵便物もあったんで、花束とともに1Fの郵便局へ。
「これ、定型外普通でお願いします」
「いつもおおきに。出しときますね」
「あの、局長さん、お願いします」
局長あらわる。
「今日までやて聞いたもんで。長いことお世話になりました。これほんの気持ちです」
花束を差し出すワタクシ。
いやぁ、良かった良かった。局長さん、ホントに喜んでくれてたと思う。そんな長いやりとりや無かったけど、驚きと喜びは十分伝わってきました。
その場をあとにして思ったんですが、そらそやなと思いました。おそらく20年、30年、あるいはそれ以上やってきたであろう仕事が今日、あと何時間かで終わろうとしている。そこへ、確かに挨拶程度でそんなにしゃべったことはないにしろ、若い美系の青年が花束持って挨拶しにきてくれたら、そら嬉しいわな。もしかしたら一瞬でイロイロな思いがよぎったかもしれん。
一度は、面倒くさいなぁ、なかったことにしようかなぁ、と考えてしまったことでしたが、とにかくあの喜んでくれた顔をみて、ホントに良かったと思いました。
支援だボランティアだと言いながら、一方では買い占め重要に応えることしかアタマになく、またそれをある意味助長させている意識すらも持っていない小売業界の真っ只中にあって、今日の出来事は「本当に良いことって何なんかな?」と改めて心に問うキッカケになりました。


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